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食品でオナニーしてみた夜の話。もう二度とやらないけど、忘れられない
ネットで見つけてしまった。
「キュウリでイケる」「バナナがGスポットに当たる」「ソーセージの弾力がリアル」
最初は笑った。バカなこと言ってるなって。でも、気になって、夜中にずっと検索してた。大人のおもちゃを買うのは、なんか怖かった。店に行くのも、ネットで注文するのも、自分にはハードルが高くて。
「食品なら、バレないし、安いし」
そう思ったのが、たぶん、間違いだった。
※これは私の個人的な体験です。安全かどうかは保証できません。真似するなら、すべて自己責任で。
冷蔵庫にあった細いキュウリ

最初に手に取ったのは、冷蔵庫にあった細いキュウリ。
洗って、コンドームを被せて、ベッドに横になった。心臓が、うるさかった。なにやってるんだ、私。そう思いながら、ローションを塗って、脚を開いた。
冷たかった。
ひんやりした感触が、入り口に当たる。体が、びくっと跳ねた。ゆっくり、中に入れていく。冷たい。でも、それが逆に、体の奥を意識させてくる。
「あ……つめた……」
声が漏れた。その声に、自分でぞっとした。気持ちよかった。冷たい刺激が、中の壁を、じわじわと撫でていく。
でも、ちょっと動かすたびに、キュウリが「みしっ」と音を立てる。
折れる。
そう思ったら、体が固まった。もし中で折れたら、どうなるの。救急車? 病院? 頭の中が一気に冷めた。
それ以上、動かせなかった。そっと抜いて、ビニール袋に包んで、ゴミ箱の奥に押し込んだ。
バナナは、もっと怖かった

次に試したのはバナナ。
ネットでは「天然カーブがGスポットに当たる」と書いてあった。熟れすぎてないやつを選んで、皮付きのままコンドームを被せた。
入れてみた。カーブが、中で、じわりと奥に当たる。ああ、たしかに、これ、当たってるかも。そう思った瞬間、もっと押し込んでみたくなった。
でも、柔らかい。押すたびに、ぐにゃっと曲がる。気持ちいい場所に当たるのに、圧が足りない。もどかしい。私の体の奥が、もっと強い刺激を欲しがってるのに、バナナはそれに応えてくれない。
そのもどかしさが、逆に、焦れったくて、ちょっとだけ気持ちよかった。
でも、やっぱり、折れそうで怖い。皮付きのままでも、中で潰れて、ぐちゃぐちゃになったら、どうしよう。そう思うと、力が抜けて、結局、途中でやめた。
バナナも、ゴミ箱行き。
ソーセージは、温かくて、悲しくなった

ポーリッシュソーセージを、お湯で温めて、コンドームを被せた。
温かかった。人肌に近い。それが、すごく、リアルだった。太さも、硬さも、今までで一番、本物に近い気がした。
「あ……これ、やばい……」
本当に、誰かとつながってるみたいな錯覚があった。目を閉じたら、彼のことを考えてしまった。今はもう、別れた彼のことを。
動かすたびに、温かいそれが、中を満たしていく。気持ちよかった。でも、同時に、涙が出そうになった。
私、何してるんだろう。
ソーセージで、元彼のことを思い出しながら、一人で、泣きそうになってる。
それ以上、続けられなかった。
使った後のソーセージを、生ゴミとして捨てるとき、なんだか、とんでもなく虚しくなった。食べ物を、こんなことに使って、ごめんなさいって、心の中で謝った。
アイスキャンディーは、外だけでやめた

アイスキャンディーは、挿れないで、外だけに当てることにした。棒付きのやつを選んだ。
冷たい。気持ちいい。でも、溶けるのが早くて、手がべたべたになる。シーツに、甘い汁が垂れて、あとで洗うのが面倒だった。
「あ、これ、だめだな」と思った。
感覚は、悪くなかった。冷たさで、クリトリスが、きゅっとする感覚。でも、頭の片隅で、ずっと「片付けどうしよう」って考えてる自分がいた。集中できない。エロさより、面倒くささが勝った。
これは、もうやらない。
ひょうたんカボチャは、開ける前から諦めた

ミニサイズのひょうたんカボチャを買った。ネットで「天然のディルドになる」と書いてあったから。
洗って、コンドームを被せようとした。でも、形がいびつで、うまく被さらない。何度もやり直して、破れた。2枚目も、破れた。
バカバカしくなって、やめた。
キッチンに置かれた、裸のひょうたんカボチャ。これ、どうしよう。食べられる? いや、もう、あそこに当てようとしたものだし。捨てるしかない。
食品を無駄にした罪悪感だけが残った。
キャンドルと氷は、準備で疲れた

ネットで「温度プレイがすごい」と見たので、低融点キャンドルと氷を用意した。
キャンドルに火をつけて、30cm上から、ワックスを垂らす。熱い。でも、冷たい氷を当てると、そのギャップが、たしかに気持ちいい。
でも、火の管理が、めんどくさい。ワックスは飛び散るし、床はびしょびしょになるし、掃除が地獄だった。
「私、何のためにこんなことしてるんだろう」
真っ暗な部屋で、ろうそくの火を見ながら、そう思った。夜中の三時。たぶん、正気じゃなかった。
でも、家にあるものを使うのは、もっと前からやってた
食品を試して、あらためて気づいた。
私、食品の前から、家にあるものを使ってた。
たとえば、シャワーヘッド。実家の浴室で、シャワーを股に当てて、動けなくなった夜。あれが、たぶん、私の一番最初のオナニーだった。水流を一番強くして、クリトリスに当てる。水の振動が、指とは全然違って、一瞬で脚の力が抜ける。
親が「長風呂だな」って言ってたけど、違うんだよ、あれは、私の大事な時間だった。
あと、電動歯ブラシの裏側。持ち手の部分が、ちょうどいい振動をする。お風呂で、石鹸の泡で滑らせながら、太ももの内側に当てる。ここが、一番、バレない。
スマホのバイブも、何度か使った。でも、あれは振動が弱すぎて、焦らされてるみたいで、逆に辛かった。途中で諦めた。
マスカラの瓶、ヘアブラシの持ち手、ペンライト。薄い布越しに当てる分には、なんでも使える。でも、入れるものとなると、話は別。入れるものだけは、ちゃんとしたおもちゃがいい。あれほど、食品で身に染みて思い知ったことはない。
シャワーヘッドは、今も、たまに
食品の一件の後、結局ちゃんとしたおもちゃを買った。でも、それとは別に、シャワーヘッドだけは、今も、たまに使う。
おもちゃを出すのが面倒な時。お風呂で、ついでに、ぱっと済ませたい時。
お湯を最強にして、脚を開いて、壁に手をつく。水温がぬるいから、だんだん体が水に慣れてきて、その中で、一点だけ、強い刺激が続く。
「あ……っ」
声が、浴室に反響する。水音が消してくれてる。親にも、聞こえない。
いや、もしかしたら、聞こえてたかも。あの家、壁薄いから。
シャワーヘッドでイッた後、体を洗い直す。髪も、ちゃんと洗う。平気な顔で、風呂から出る。バレない。たぶん、バレてない。
これが、私の、誰にも言わない、秘密の夜。
結局、私の体に合ってたのは
食品は、だめだった。でも、家にあるものの中には、使えるものがあった。
シャワーヘッド、電動歯ブラシ、化粧品の瓶。入れるものじゃなくて、当てるものなら、身近なものでも、けっこうイケる。
でも、やっぱり、入れるものは、ちゃんとしたおもちゃが一番いい。あのキュウリの「みしっ」って音、今でも覚えてる。もう二度と、あんな思いはしたくない。
今の私の部屋には、小さい箱に、ちゃんとしまった、おもちゃがある。食品も、家電も、関係ない。安全で、静かで、捨てる罪悪感もない。
なんで、もっと早く、これにしなかったんだろう。
あの食品の夜々は、無駄だった。でも、その無駄があったから、わかった。
「私の体は、もっと大事にしていい」って。

