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挿入でイケたことがない私が、CATポジションを彼と1ヶ月試した記録

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彼とのセックスは好きだった。
でも、挿入だけでイけたことは一度もない。

彼が上で動いている間、私は「このままじゃイけないな」と天井を見ていることが多かった。
気持ちいいんだけど、どこか遠い。
彼が汗をかいて、私の名前を呼んで、それで「ああ、終わるんだ」と思う。

ネットで「CATポジション」という言葉を見つけたのは、深夜2時を回った頃だった。
Netflixのドラマで話題になって、海外では研究もされている体位らしい。

私はその夜、スマホを持ったまま、彼にどう言おうか考えていた。

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提案するまでに、ちょっと変なことを考えた

「CATポジションを試したい」
そう言えばいいだけなのに、なんか恥ずかしかった。

セックスに「ポジション名」を持ち込むのが、教科書を読んでるみたいで、私が言い出すと空気が壊れそうな気がした。

でも、ある晩、彼が「最近、なんか考えてる?」と聞いてきたので、腹をくくった。

「挿入でもイケるかもしれない体位があるの。試してみたい」

彼は少し黙って、「いいよ。今度やってみるか」と言った。

ほっとしたのと同時に、「やっぱり変なこと言ったかな」と少し後悔した。

1回目:二人して静かになった

初めて試した日、彼は真面目だった。
私も真面目だった。だから、妙に静かだった。

やり方は事前に調べていた。
私はいつもより下に寝て、彼はいつもより上に来る。
上下に動くんじゃなくて、前後に揺れる。
恥骨と恥骨を密着させて、根元でクリトリスを刺激する。

頭ではわかっていた。

でも、いざやってみると、彼の恥骨がどこに当たってるのか、私には全然わからなかった。

「当たってる?」
「……よくわからない」

彼が位置を変えてみる。私も腰を浮かしてみる。
でも、気持ちいいのか、ただ押されてるだけなのか、区別がつかない。

結局、普通の正常位に戻った。
終わったあと、彼が「難しいな」と言った。
私は「うん」とだけ返した。
その日は、それで終わった。

2回目:クッションを入れたら、ちょっとだけ変わった

2回目は、海外の掲示板で見た「腰の下に枕を入れると角度が変わる」というのを試した。

彼がいつもより上に来て、私の腰を軽く押さえて、前後に動いた時、
下腹部に「ぐ、」という鈍い圧があった。

「あ、これかもしれない」

そう声に出したら、彼が「ここ?」と、もう一度同じ場所を押した。
今度はわかった。クリトリスに直接触られてる感覚じゃない。
骨の上から、じわっと押し潰されるような、広い圧。
痛くない。でも、快感ともちょっと違う。

「微妙に気持ちいい。いや、気持ち悪くない。でも、まだ判断できない」
私がそう言うと、彼は笑った。
「なにそれ、どっちなんだよ」

この日もイけなかった。
でも、少しだけ「次があるかも」と思えた。

3回目:彼の足がつった

3回目の時、彼は突然「あ、やばい」と動きを止めた。

「足つった。ちょっと待って」

彼がベッドの上で足を伸ばして、変な顔をしている。
私も思わず笑ってしまった。

「CATどころじゃないね」
「こっちは必死だよ」

結局、その日は彼の足を揉んで終わった。
セックスはまた今度になった。

でも、笑い合ったら、最初の頃の「やらなきゃ」みたいな空気がなくなった。
彼も「次は足、ストレッチしてからにする」と言っていた。

4回目:うまくいきそうで、やっぱりわからなかった

4回目は、体調も良くて、彼の足も大丈夫だった。

彼が腰を押し付けたまま、小さく円を描くように動いた。
この動きは、ネットで「グラインド」と呼ばれているやつだ。

「あ、それ、気持ちいいかも」

私が言うと、彼はその動きを続けた。
でも、気持ちいい場所が少しずつずれていって、「あ、今の違った」と私が言うと、今度は彼が焦って動きが乱れた。

「こう?」
「もうちょっと下……あ、いや、今のは上の方が良かった」

二人して「……難しい」と同時に言った。
笑いそうになったけど、いい感じの場所が時々あたるから、真面目に続けた。

結局、この日もイけなかった。
でも、彼が「お前の反応見てると、今どこがいいかわかる」と言った。
私は「え、わかるの?」と聞いたら、「なんとなく」と彼は言った。

5回目:急に来た

5回目は、自分でも期待していなかった。

彼が私の腰の下にクッションを入れて、いつも通りに位置を調整した。
私も「今日はダメかも」と思いながら、彼の背中に手を回していた。

彼が恥骨をぐっと押し付けたまま、ゆっくり円を描いた。
その動きが、たまたま私のクリトリスの上で止まった。

「あ、そこで動かないで」

自分で言った声が、ひどく必死で、他人みたいだった。

彼は動かなかった。
腰の角度だけを、ほんの少し変えてきた。
その瞬間、足の裏がじん、と痺れて、お腹の奥の方がつるみたいに縮んだ。

「やばい、来るかも」

来た。

自分の体が、自分のものじゃないみたいに波打った。
彼が何か言ったけど、よく聞こえなかった。

終わったあと、しばらく動けなかった。
彼も「今の、すごかった」とだけ言って、天井を見ていた。

私は泣きそうだった。
30歳になって、初めて自分の体のスイッチを見つけた気がした。

CATのやり方、わかったことだけ書いておく

あの1ヶ月の試行錯誤で、私なりにわかったCATのコツを、忘れないようにまとめておく。

基本の位置

私(女性)

  • ベッドの真ん中より少し下に寝る
  • 腰の下に低いクッションを入れる
  • 脚は軽く開くか、彼の腰に巻きつける

彼(男性)

  • いつもより上に来てもらう
  • 私のおへそを覗き込むイメージ
  • 私の腰を軽く押さえると安定する

動きのコツ

  • 上下に激しく動かない
  • 前後にゆっくり揺れる
  • 小さく円を描く
  • 恥骨を私のクリトリス付近に押し付けたまま動く

「当たってる?」の基準

言葉にすると、こういう感じ。

クリトリスを指で直接触られてる感覚じゃなくて、骨の上から広い面でじわっと圧がかかる感覚。

最初は「気持ちいい」のか「痛い」のか判断できなかった。
でも、慣れてくると「あ、今は良い圧」とわかるようになる。

CATを試すなら、知っておいてほしいこと

私は5回目でようやくイけた。
それまでは「本当に効くのかな」と何度も思った。

海外の掲示板でも「3回目でコツをつかんだ」「最初は位置がわからなかった」という声が多かった。
だから、1回や2回でダメでも、それは普通のこと。

それから、彼とのセックスが変わった。

イケるかイケないかより、
「今、どう?」
「ここは?」
「それ、やめて」
「あ、それ、好き」

そういう会話が当たり前になった。

前は、私が天井を見て終わってた。
今は、時々天井を見てる日もある。
でも、彼も一緒に「今の微妙だったな」って言ってくれるから、前よりは気が楽になった。

あなたへ

もし挿入でイケなくて悩んでるなら、CATを試してみる価値はある。

「絶対イケる」とは言わない。私も5回かかった。
しかも、5回目にイケた理由も、今となってはよくわからない。

でも、自分の体のことは、試さないとわからなかった。
彼に「新しい体位、試してみたい」と言えたことが、そのまま一歩だったのかもしれない。

今夜、言えそうなら言ってみてほしい。
うまくいかなくても、それはそれでいい。
「足がつった」って笑えるくらいが、ちょうどいい。

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